人生Lv.24なものでして

いわゆる貧困…?と自覚し始めた20代㊛の生活記録です

あの時のお姉さんは…?

今週のお題「怖い話」

 

これは私が幼稚園児の時の話です…。

まぁそんなに怖い話じゃないんですが

もう住宅地になってしまいましたが近所に運動場がありました。

地域の子供たちでチームを組んでスポーツをしたり、ラジオ体操をしたり…。

その運動場に仮設トイレがあったんですよね。

 たしか夏休みの頃だったと思います。

朝から姉と姉の友人と一緒に遊んでもらっていました。

皆で運動場に行ってかけまわったりしてたんです。

私は皆より小さくて、足も遅かったしベンチに座って待ってたり

ダンゴムシを丸まらせて遊んでたんですが

 

仮設トイレの方に箱が置いてあるのが見えたんです

あんなのあったっけ?と近づいてみたら

中に子猫が数匹!!めっちゃかわいかった。

無類の猫好きの私、急いで姉に知らせました

まぁ皆メロメロ…姉は犬派なのでそこまででしたが

炎天下の中外にいるのは可哀想だということになり

姉「私牛乳貰ってくるわー!○○(私)、絶対運動場から出たらだめだよ」

姉は牛乳を貰いに家にダッシュ(飲ませようとしたんでしょうね)

姉友人「近所の人に貰ってもらえるか聞いてみようやー」

姉友人たちは近所の人に声かけようと散っていきます…。

私は大人しく運動場で待ってました。

姉友人たちは皆散っていったので1人ボッチ

 

…今だと幼稚園の子1人でいるなんて考えられないですね。

 

姉友人たちが散ってすぐの時です

 

お姉さん「きみ1人?もしかして猫のこと聞きまわってる子のお友達かな?」

 

優しそうなお姉さんが私に声をかけてきました

そうだよー猫のこと知ってるのー?とか返事したんです

 

お姉さん「おねえさん断っちゃったけどやっぱり猫のこと気になっちゃって…きみは1人で待ってるのかな?」

 

近所でも見たことない人でした

まぁ当時は何の疑いもなく…姉が牛乳を取りに帰っていること、姉の友人たちは猫の貰い手を探しに行ってること、運動場から出たらだめだと言われてることを伝えました

 

お姉さん「私猫貰いたいんだ!家に牛乳もあるし一緒に来てくれないかな?おねえちゃんもあとから呼んだらいいよ」

 

私馬鹿なので…牛乳を先に貰ってれば姉が喜ぶと思ったんですよ

連絡手段もないのに

 

何も疑わずにお姉さんと手を繋いで運動場をでちゃったんです。

歩いてる間もお姉さんは色々お話ししてくれたりお菓子をくれたりしました

 

近所でも行ったことがない道に入って行って…

こんなところあるんだーとか考えてたら

 

姉友人「○○ちゃん!?」

 

偶然猫の箱持った姉の友人に遭遇したんですよ

姉の友人はちょっと離れたところから手を振ってこっちに走ってきました

私もお姉さんの手を離して手を振り返したんです

 

姉友人「なんでここいるの!?さっきの人誰!?」

 

このお姉さん猫貰いたいんだって!って説明して振り返ったら

 

お姉さんどこにもいなかったんです。

 

姉友人が走って寄ってきた時、私の手が離れたとたん

どこかに走っていったよ、と姉の友人は言っていました

 

おかしいなー猫ほしいって言ってたのになー

とか呟きながら姉の友人に手を繋いでもらって運動場に戻りました

 

そしたら大泣きしている姉

 

牛乳を貰って帰ってきたら私がいなくて泣いてたそうです

私と目が合った瞬間

姉「バカ!!!!!!運動場から出るなって言ったでしょ!!!!」

と怒られたのをはっきり覚えてます…(笑)

 

あのお姉さんは一体どこの誰で、何がしたかったんでしょうね

 

あれから、まだ地元で生活していますが1回もあのお姉さんに会ったことはありません。

本当に近所に住んでいたのかすら、もう確認しようがないです